屋根裏のアンテナって実際どうなの?

アナログ放送の時から屋根裏にDIYでアンテナを設置していた人もいましたが、アンテナ工事専門会社であるクラウンクラウンでは10年以上、屋根裏への設置実績があります。

2014年のいわゆる「平成26年豪雪被害」で埼玉県熊谷市では多くの世帯がアンテナや屋根の被害にあいましたがが、その際に屋根裏への設置需要がたかまり、特に多くの設置実績を積み重ねました。

屋根の上に1m以上の雪が積もった状態での受信なども問題なく、屋根裏へのアンテナ設置はまれに来る耐風だけではなく、地域によっては毎年の大雪に対しても有利であることが証明できました。とはいえ、屋根のリフォームで既存屋根の上から金属屋根を葺いて(ふいて)しまったことにより受信障害が出てしまった事例もあります。

埼玉県を中心に展開し、Jリーグの浦和レッズのスポンサーでも有名なポラスグループでは、多くの建物で屋根裏に十分なアンテナ設置スペースとアンテナ配線があり、一般的なアンテナ工事よりも簡単で安く、さらにデザインアンテナを壁面設置するよりも高品質な電波受信が「屋根裏へのアンテナ設置」で実現しています。

他にも埼玉県民共済住宅や住友不動産、ミサワホームなどは屋根裏点検口の中にアンテナの分配器が設置されている場合が多く、分配器の横にアンテナを設置することで簡単に屋根裏アンテナ設置を実現できる場合があります。

屋根裏のアンテナのメリット

・アンテナが強風や紫外線など天候に影響を受けない

・外壁に固定しないため、防水処理の劣化の心配がない

・外壁や屋根のメンテナスの邪魔にならない

・電波が強く受信できる場所を選んで設置できる

以上は主なメリットですが、他にもさまざまな良い点があります。

屋根裏のアンテナのデメリットや注意点

・受信方向がガルバリウム鋼板の屋根の場合(屋根自体がガルバリウムでも、受信方向が屋根ではなく外壁の場合などは問題ない)、他に遮熱塗料などは電波を反射してしまう場合があるようです。

・屋根裏の点検口がない(一般的には点検口がありますが、まれにない場合もあります。)と難しいです。

・屋根裏にほとんどスペースがない(陸屋根[ろくやね]の場合などは、屋根裏にほとんど隙間がありません。その他、吹き抜けやほとんどのスペースを小屋裏収納にしてしまっている場合などもスペースがなくて設置できません。

・アンテナ配線が屋根裏になく、屋根裏に配線を引き上げる方法がない場合(屋外から穴をあけて配線を通す以外に、部屋の壁の中を通す方法もありますが、両方ともできない住宅があります)は設置できません。

・そもそも屋根裏で電波が受信できない場合があり、BSアンテナ(BSは屋外設置)は屋根裏に設置できません。

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