地デジアンテナは屋根裏に設置することができ、BSアンテナはできません。屋根裏は狭いと物理的に設置が難しく、金属屋根は受信ができない場合もあります。また、屋根裏の点検口がない場合も難しいです。それに比べて、太陽光パネルは受信できるので、設置しても問題ありません。
屋根裏にアンテナを設置する場合、DIYをして見栄えをよくしたい人もいるでしょう。DIYは配線などの条件が良ければできますが、電波測定器がなければ難しいです。屋根裏のDIYは、吹き抜けや階段の天井裏から足を踏み外して落下してしまう可能性があるので危険です。
アンテナを屋根裏に設置するメリットとデメリット
アンテナを屋根裏に設置すると、
- 外観を損なわない
- 台風や竜巻などで倒れる心配がない
- 壁にビスを撃たないので防水の心配がない
- 壁に取り付けるよりも電波がいい
というメリットがあります。
逆に、
- 屋根裏に配線がないと工事が難しい
- 屋根のリフォームをすると受信に影響がでる
- 工事ができる技術者が少ない
というデメリットがあります。
メリットとデメリットの両方を踏まえて考えると、工事費は屋根裏の状況によるので、通常より高くなったり、安くなったりするので見積もりが必要です。デザインアンテナは壁に取り付けると、壁のリフォームや塗装の邪魔になるので屋根裏がよいでしょう。BSアンテナは屋根裏に設置できないので、屋外設置が賢明です。
アンテナを取り付ける場合は、ハウスメーカーや工務店がよいと思う人もいるかもしれません。しかし、知識経験があるアンテナ工事会社のほうがおすすめです。また、注文住宅の場合は、建築中にアンテナ工事会社の意見を聞いて配線を行うといいです。
屋根裏は木造でも構いません。ダイワハウスなど鉄骨造の建物で屋根裏を設置している事例は多数あります。ただし、ヘーベルハウスやパナソニックホームの陸屋根(ろくやね)タイプなどはスペースがないので設置できません。
アンテナを屋根裏設置しやすいハウスメーカー
ハウスメーカーによって、屋根裏設置がしやすい場合と難しい場合があります。
設置がしやすいのは、
- ポラス
- 住友林業
- ダイワハウス
- オープンハウス・ディベロップメント
- 永大ハウス
- 富士住建
- 県民共済住宅
- 近藤建設
などです。これらのハウスメーカーは屋根裏に配線が通っていたり、最上階にマルチメディアボックスがあります。
設置しにくいのは、
- ヘーベルハウス
- 一条工務店
です。この2つは屋根裏にスペースがなかったり、天井と屋根裏の間に断熱や配線用スペースがありません。